「青天の霹靂」の意味とは?意味や使い方を解説!

「青天の霹靂」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「青天の霹靂」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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青天の霹靂

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青天の霹靂」という言葉は、詩人「陸游」が書き下ろした詩の一部「四日夜鶏未鳴起作」の「青天に霹靂を飛ばす」に由来していると言われています。

陸游は中国・南宋を代表する有名な詩人で、文学史上では巨匠とも呼ばれた人物です。生涯に綴った詩は9200首を超えると言われ、政治家としても活躍をしていた著名な活動家でした。もちろん「青天の霹靂」は故事成語にもなっています。

「青天の霹靂」の意味とは?

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「青天の霹靂」の意味は、「予想外の事件が起こること」「予測もしなかったような変化が起こること」です。

「青天の霹靂」の「青天」は「晴れ渡った青空」「空が澄みきっている状態のこと」で、「霹靂」は「突如として雷が激しく鳴り響くこと」を指しています。

「青天の霹靂」とは言葉通り、「青天からは予測できないような、突然の雷に見舞われること」つまり「突然受けた衝撃」のたとえの言葉なのです。

「青天の霹靂」の使い方・例文

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「青天の霹靂」で最も多い思い間違いは漢字の書き方です。青天の意味するところが「晴れ渡る空」つまり「晴天」であるため、「晴天の霹靂」と誤用してしまうことがあります。意味としては通じるものの、陸游の歌った詩に沿えば「青天」が正しい漢字となります。文章で綴るときは、この点だけ気を付けましょう。

「青天の霹靂」の意味が分かったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文

    突然発表された会社の合併は、社員にとって間違いなく「青天の霹靂」でした。
  • 例文

    別れた彼女と5年ぶりにばったり会ってしまいました。これは「青天の霹靂」以外の何物でもありません。

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