「為せば成る」の意味とは?意味や使い方を解説!

「為せば成る」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「為せば成る」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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為せば成る

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「為せば成る」とは

「なせばなる」と読みます。
非常によく聞く格言ですね。
くじけそうな時にこの言葉で自らを奮い立たせる方もいるのではないでしょうか。

今回は「為せば成る」の意味や使い方、そして誰がこの言葉を作ったのかも解説いたします。
ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

「為せば成る」の意味とは?

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「為せば成る」の意味

「為せば成る」は、「意志を強く持って行動すれば必ずできるものだ」という意味の格言です。

実はこの言葉の後には続きがあり、「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」までを含めてひとつの意味として捉えることが多いです。
この一文の意味は「できそうにないと思うようなことであっても、その気になって意志を持って頑張れば、できるものだ」です。

この言葉を作ったのは、江戸時代の大名の上杉鷹山(うえすぎようざん)です。
財政が危機になった時にこの言葉で家臣を励ましたと言われているのですが、上杉鷹山がこの言葉を作る時の参考にしたのが、戦国武将の武田信玄による以下の言葉です。

「為せば成る、為さねば成らぬ成る業を、成らぬと捨つる人の儚さ」

確かに似ていますね。

武田信玄と上杉鷹山、時代は違えど苦難を乗り越えるための軸は同じということです。
これは現代を生きる私たちにも言えることではないでしょうか。

ちなみに「為せば成る」の類語としては「一念岩をも通す」が挙げられます。
こちらも強い意志を持って行動すれば岩すらも砕くことができるという意味の言葉で、「為せば成る」とほぼ同義です。

「為せば成る」の使い方・例文

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最後に「為せば成る」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 苦境に立たされた時は、為せば成ると念じながらすすむようにしている。
  • エベレストの頂上に到達した人を見ると、本当に為せば成るものだなあと思う。

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