「腐っても鯛」の意味とは?意味や使い方を解説!

「腐っても鯛」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「腐っても鯛」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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腐っても鯛

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「腐っても鯛」とは

よく聞くことわざですね。
非常に味わい深く、重みを感じる言葉です。

しかしどうしてこのような言い方をするようになったのでしょうか。
今回は「腐っても鯛」の意味や使い方を解説いたします。

「腐っても鯛」の意味とは?

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「腐っても鯛」の意味

「腐っても鯛」は「本当に上質なものは、仮に腐ってしまったとしても価値が失われることはない」という意味のことわざです。

鯛は日本では縁起物として扱われており、他の高級魚とはまた違う、一線を画した特別な魚です。
これほどまでに上質な魚であれば、仮に腐ったとしてもおめでたい魚であることは変わらず、他の魚と同じような低い価値にはならないと考えられています。

もちろん本当に腐ってしまった鯛は食べることはできませんが、昔はそれほどまでに鯛が特別な魚だったのですね。

「腐っても鯛」という言葉は人間や物に対しても使われることが多く、例えば有名なスポーツ選手が引退して落ちぶれてしまったとしても、過去の栄光は変わりませんよね。
一度上質になったものは、落ちていっても高い価値は持ったままなのです。

なお「腐っても鯛」の類語に「破れても小袖」というものがあります。
「破れても小袖」とは、元が良ければ古くなっても価値は変わらないという意味の言葉で、「腐っても鯛」とほぼ同義です。
 

「腐っても鯛」の使い方・例文

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最後に「腐っても鯛」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 昔の政治家が今は貧乏暮らしになっているそうだが、品格は忘れていないようだった。
    まさに腐っても鯛である。
  • どんなに落ちぶれても腐っても鯛だ。
    自分の軸は忘れずに生きていこう。

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