「問うに落ちず語るに落ちる」の意味とは?意味や使い方を解説!

「問うに落ちず語るに落ちる」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「問うに落ちず語るに落ちる」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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問うに落ちず語るに落ちる

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問うに落ちず語るに落ちる」は、いつ成立したことわざなのかは定かではありません。しかし、江戸時代初期に刊行された俳諧論書『毛吹草(けふきぐさ)』が初出であるとされています。

刑事ドラマなどでよくあるシチュエーションとして、取調室でずっとだんまりを押し通していた事件の容疑者が、刑事から全然別の話題を振られ、調子に乗って話しているうちに、うっかり事件の核心に迫るような事柄を自ら口にしてしまう、ということがままあります。
これこそまさに「問うに落ちず語るに落ちる」の状況ですね。

「問うに落ちず語るに落ちる」の意味とは?

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「問うに落ちず語るに落ちる」とは、「秘密というものは、人に問われたときは漏らさないよう用心するものだが、自分から話し出したときはついうっかり口をすべらせて本当のことを話してしまうものだ」という意味のことわざです。

この「落ちる」とは、落下することではなく、本当のことを言う、白状する、という意味になります。落ちる=白状するというのは、ドラマなどでよく使われるので現代語だと思っている方も多いかもしれませんが、実はその用例は古く、平安時代末期に成立した『今昔物語集』に見ることができます。

「問うに落ちず語るに落ちる」の使い方・例文

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「問うに落ちず語るに落ちず」の意味が分かったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文
    問うに落ちず語るに落ちるで、こちらから何も探っていないのに、彼女は自ら秘密をばらしていました。
  • 例文
    調子に乗って喋っているうちに言わなくていいことまで口を滑らしてしまうなんて!問うに落ちず語るに落ちるを地で行く失態だ。

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