「木を見て森を見ず」の意味とは?意味や使い方を解説!

「木を見て森を見ず」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「木を見て森を見ず」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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木を見て森を見ず

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木を見て森を見ず』仕事において、あるいはプライベートでも、そんな風に指摘された事はありませんか?

『君の仕事の仕方は、木を見て森を見ずだ。』とか、『この部屋のインテリア、一つ一つはお金かけてるけど、木を見て森を見ずだね。』なんて風に使われています。この言葉にはどの様な意味があるのでしょうか?

今回は『木を見て森を見ず』ということわざについて、その意味と使い方、例文をご紹介していきます。

「木を見て森を見ず」の意味とは?

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『木を見て森を見ず』という言葉の意味は、細かいところにこだわりすぎて、物事の全体を見失っている状態の事を言います。
 

一本の木をまじまじと観察して、そこしか見ていなければ、沢山の木が大きな森を作っている事も、自分がその森の中にいる事も分かりません。

それと同じ様に、物事や問題の一部分だけに気が入ってしまって、その周りの状況に気がつかないでいては、物事が正しく把握できませんし、問題を正しく捉えて解決する事は出来ません。

仕事をしていると、どうしてもその人その人のこだわる部分が出てきます。そこが個性でもありますが、そこにばかり囚われていると、大事な物事の全体像を掴むことが出来なくなってしまいます。

『木を見て森を見ず』になっていないか。指摘してくれる人がいるとしたら、それは大変ありがたい事です。

私達は得てしてディテールにこだわりすぎてしまうところがあります。そんな時に、『そこにそんなにこだわらなくて良いから!』と自分自身で『木を見て森を見ず』になり過ぎないよう、セーブする心を持っていたいものです。

「木を見て森を見ず」の使い方・例文

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『視野が狭く』なっている状態ともいえる、この『木を見て森を見ず』を使った例文をご紹介いたします。
 

例文

  • 君のファッションは木を見て森を見ずだね。ひとつひとつが主張し過ぎて、喧嘩しちゃっているもの。
  • そのやり方は木を見て森を見ずという感じがします。目先の利益ばかり追っていては、結局お客様は離れてしまいます。

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