「塗炭の苦しみ」の意味とは?意味や使い方を解説!

「塗炭の苦しみ」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「塗炭の苦しみ」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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塗炭の苦しみ

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「塗炭の苦しみ」の出典は『書経(しょきょう)』という本とされています。

この本の中に「有夏昏徳(ゆうかこんとく)にして民(たみ)塗炭に墜(お)つ」という言葉が出てきます。

この言葉は、「夏(か)の国の傑王(けつおう)は不徳の暴君だったため、国民は泥にまみれ火に焼かれるような苦しみを味わった」という意味になります。

これが「塗炭の苦しみ」ということわざの由来です。

「塗炭の苦しみ」を英語に訳すと、以下のような表現になります。

  • Fret like a frog under a harrow.
    (採土機の下にいるカエルのように悩む)
  • taste the bitters of life
    (人生の苦みを味わう)

「塗炭の苦しみ」の意味とは?

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「塗炭の苦しみ」とは、「耐え難い苦しみ、ひどい苦痛のたとえのこと」を意味することわざです。
 

「塗」は「泥」を意味し、「炭」は「火」のことを意味しています。

つまり、「塗炭の苦しみ」とはもともと泥にまみれ火に焼かれるほどの苦しみのことを表していたのです。

「途端の苦しみ」と表記するのは間違いなので注意しましょう。

「塗炭の苦しみ」には以下のような類義語があります。

  • 水火の苦しみ(すいかのくるしみ)
  • 塗炭に墜つ(とたんにおつ)

「塗炭の苦しみ」の使い方・例文

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「塗炭の苦しみ」の意味が分かったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文
    あの会社の社長は塗炭の苦しみを乗り越えて成功したらしいですよ。
  • 例文
    離婚とリストラが同時に起こり、塗炭の苦しみを味わうことになってしまいました。

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