「臭い物に蓋をする」の意味とは?意味や使い方を解説!

「臭い物に蓋をする」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「臭い物に蓋をする」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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臭い物に蓋をする

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「臭い物に蓋をする」とは

あまり良くない意味で使われる言葉ですね。
何となくでも意味を知っている方のほうが多いかもしれませんが、普段使う言葉でも改めて味わってみると新しい発見があるものです。

今回は「臭い物に蓋をする」の意味や使い方をご紹介いたしますので、ぜひ最後まで読んでいってください。

「臭い物に蓋をする」の意味とは?

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「臭い物に蓋をする」の意味

「臭い物に蓋をする」は「都合の悪いことを隠ぺいすること」のたとえです。
隠ぺいと言っても、「蓋(ふた)」はその場しのぎのもので、すぐに外れてしまうものですよね。
つまり「一時的に隠すこと」という意味を含んでいます。

詳細な由来はわかっていませんが、「江戸いろはかるた」の「く」の札に書かれていることから、少なくとも江戸時代には存在した言葉だと思われます。
当時の幕府も色々と都合の悪いことを隠す習慣があったようなので、それを揶揄して民衆が作ったことわざなのかもしれません。

「臭い物に蓋をする」の類語としては「膿んだ物は潰せ」があります。
こちらは「腫れ物ができたら潰して膿を出してしまったほうが良い」ということで「害は早く取り除くべきだ」の意味を持つ言葉です。
悪いものを除外すると言う部分は「臭い物に蓋をする」と似ていますが、こちらのほうが建設的な印象ですね。
 

「臭い物に蓋をする」の使い方・例文

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最後に「臭い物に蓋をする」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 会社の隠ぺい体質が明らかになり、週刊誌に載ってしまった。
    臭いものに蓋をする習慣が明るみに出た形だ。
  • 今の日本は、臭いものに蓋をしてきたことが積み重なり、全ての問題が噴出しているように思う。

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