「豚に真珠」の意味とは?意味や使い方を解説!

「豚に真珠」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「豚に真珠」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

目次 [表示]

豚に真珠

Photo byQuinceCreative

豚に真珠」は、新約聖書の「マタイによる福音書」に出てくるイエス・キリストの説教のひとつです。「神聖なものを犬に与えてはならず、また豚に真珠を投げてはならない(7章6節)」が由来とされています。さらに福音書では、「(もしそのようなことをすれば)それを踏みにじり、向き直ってあなた方に噛みついてくるだろう」という言葉が続いています。

「豚に真珠」の意味とは?

Photo byMyriams-Fotos

「豚に真珠」とは、「無駄なこと」「いくら良いものを与えても、その価値が分からない者にとっては何の意味もない」「無駄なことのたとえ」を意味することわざです。人間にとって価値のあるものでも動物には分からなとを言い表したもので、「どうせ無駄になるんだから」との意味が込められています。

「豚に真珠」の使い方・例文

Photo byPexels

自分の価値観が理解されなかったり、好意を踏みにじられたように感じたりすると、相手のことを「価値の分からない愚か者」と断罪することがあります。しかし、ものの価値は自分で決めるものです。相手を愚かな豚と侮って噛みつかれたりすることのないように、それぞれの価値観を互に尊重したいものです。

「豚に真珠」の意味が分かったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文

    息子の進学祝いに高級万年筆を贈ったら、フリマアプリで売り飛ばされてしまいました。息子にとっては豚に真珠だったようです。
  • 例文

    女性の選挙権が認められた1945年(昭和20年)当時は、「そんなものは豚に真珠だ」と言う人もいたほど女性の地位は低いものでした。

関連する記事

記事ランキング