「屋上屋を架す」の意味とは?意味や使い方を解説!

「屋上屋を架す」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「屋上屋を架す」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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屋上屋を架す

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「屋上屋を架す」とは

最近はあまり使われない表現ですね。
そもそもどのように読むのかわからない方も多いのではないでしょうか。

しかし日本語として存在している以上は、知っておいて損はありません。
今回は「屋上屋を架す」の意味や使い方などをご紹介しますので、よく読んで覚えていってくださいね。
 

「屋上屋を架す」の意味とは?

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「屋上屋を架す」の意味

「屋上屋を架す」の読み方は「おくじょうおくをかす」です。
屋根の上にもう一つ屋根を架けることを表しており、言葉の意味としては「無駄遣い」「重複」になります。

屋根にもう一つ屋根を付けても意味はありませんよね。
ですから無駄なことではあるのですが、念には念を入れるような心理が働く時にこうした行動をする人がいます。

例えばメールで連絡した上に手紙も出すようなことをした場合、よほど重要な用事であれば理解できますが、単に近況伺いのような連絡の場合は二重に連絡する必要もないですよね。

こうした無用の重複や無駄遣いを指して「屋上屋を架す」と表現します。

「屋上屋を架す」の類語としては「川に水運ぶ」「高みに土盛る」などが挙げられます。
いずれも、状況によってはこうした行動にも意味があるのですが、基本的には必要ありません。

念を入れた行動をするにも、状況を的確に判断しなければ単なる無駄遣いになるということですね。

「屋上屋を架す」の使い方・例文

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「屋上屋を架す」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 暑中見舞い?届いてるよ。
    そんなことの確認のためにわざわざ電話しないでくれ。
    屋上屋を架すだよ。
  • 過去問で満点を取れているのだから、これ以上勉強する必要は無いと思うけどね。
    屋上屋を架すみたいなものだ。

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