「目には目を歯には歯を」の意味とは?意味や使い方を解説!

「目には目を歯には歯を」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「目には目を歯には歯を」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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目には目を歯には歯を

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目には目を歯には歯を』という言葉があります。とても良く聞く言葉ではありますが、きちんとした意味をご存知でしょうか?

実は誤解されて広まっているかも知れないことわざの、筆頭に挙げられる『目には目を歯には歯を』についてその意味や使い方、例文などをご紹介していきたいと思います。

「目には目を歯には歯を」の意味とは?

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『目には目を歯には歯を』の本来の意味は、こちらがやられた事以上の過剰な報復を、相手に対してしてはならない、という、過剰な報復行為を牽制する意味の言葉であったのです。

『やられたら、やり返せ!』という様な単純に報復を煽る意味ではなかったのですね。

ましてや『倍返しだ!』などという心とは真反対の意味を持っているのですね。
 

『目には目にを歯には歯を』は古代バビロニアのハンムラビ法典の中の一説ですが、この人類最古の法典と言われているハンムラビ法典を定めた、ハンムラビ王の意図を読んでいきましょう。

まだ法律なども定着していない時代に、生活のルールを条文化し、弱小国を一代にして盛り立てた王の願いは、強者が弱者を暴力で虐げる事のない様に、正義が全ての人に等しく授けられる様にというものでした。

 

「目には目を歯には歯を」の使い方・例文

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それでは、『目には目を歯には歯を』を使った例文をご紹介しましょう。使うタイミングを間違えない様に気をつけたい言葉ですね。

例文

  • 彼の裏切り行為には、それなりの報復をしなくてはならない。しかし目には目を歯には歯をだ。また立て直せる程度にしておこう。
  • 相手に倍返しで復讐をするよりも、自分まで同じ事を繰り返さず、許す事。目には目を歯には歯をの真意はそれだと思う。

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