「勝って兜の緒を締めよ」の意味とは?意味や使い方を解説!

「勝って兜の緒を締めよ」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「勝って兜の緒を締めよ」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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勝って兜の緒を締めよ

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勝って兜の緒を締めよ」の由来は、戦国時代の武将・北条氏綱(ほうじょう うじつな)が病で自分の死期を悟った際に、若い息子・氏康(うじやす)を心配して遺した『五か条の訓戒』とされています。
 

「勝って兜の緒を締めよ」の意味とは?

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「勝って兜の緒を締めよ(かってかぶとのおをしめよ)」とは、勝利したり成功した時こそ油断することなく、さらに気を引き締めなくてはならないという戒めの意味を持つことわざです。

「兜」とは、昔の武士が戦の時に頭を守るために被った防具のことで、帽子のような形をしていて紐をあごの下で結んで固定していました。戦に勝って安心して兜を脱いだ時に、思いがけず敵に襲われる可能性もあるため、勝っても油断せずにより一層注意しなければいけないということを「勝って兜の緒を締めよ」と言っているのです。
 

「勝って兜の緒を締めよ」の使い方・例文

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「勝って兜の緒を締めよ」は、スポーツや仕事において勝ったり成功した人が自分自身に言い聞かせたり、周囲から言われたりする言葉です。勝ったからと言って、油断や驕りからつまらない失敗をしたり上げ足を取られることが無いように、気を引き締めて注意を怠ってはならないと戒めています。

「勝って兜の緒を締めよ」の意味が分かったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文

    競合他社とのコンペを勝ち抜いて契約をものにしましたが、勝って兜の緒を締めよというように、ここからが本番の勝負だと思って全力を尽くしましょう。
  • 例文

    全国大会は優勝できたが、次回の大会はチャンピオンとして研究され苦戦を強いられるでしょう。勝って兜の緒を締めよで、もっと精進して頑張りましょう。
     

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