「進退窮まる」の意味とは?意味や使い方を解説!

「進退窮まる」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「進退窮まる」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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進退窮まる

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「進退窮まる」とは

ビジネスの現場やニュース番組などでよく聞く言葉ですね。

ただ、どのような意味があるかまで考えたことがある方は少ないのではないでしょうか。

今回は「進退窮まる」の意味や使い方をご紹介いたします。

「進退窮まる」の意味とは?

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「進退窮まる」の意味

「進退窮まる」は「進軍も撤退もできない」「どうにもならない苦境」を意味する言葉です。

「進退」とは文字通り「進軍と撤退」を意味します。
「窮まる」とは困難に苦しむ状態を表しますので、「進退窮まる」は「進退に苦しんだ状態」、つまり「どうにもならない苦境」を表すというわけです。

「進退窮まる」の由来は中国の詩集である「詩経」によるものです。
まさに「進退窮まる」と言う表現が詩経の中にあるのですが、「険しい山の谷間に落ちた時には進むことも戻ることもできない」ことを表した一節だとされています。

「進退窮まる」の類語としては「四面楚歌」「八方ふさがり」「背水の陣」などが挙げられます。
いずれも「どうにもならない苦境」を表していますが、中国だけでなく人間の世界は古くから、戦争や自然現象などによる「どうにもならない苦境」が数多くありました。
そのため、このような状態を表す言葉は世界各地に多く存在しています。

「進退窮まる」の使い方・例文

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「進退窮まる」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 汚職がバレてしまった。もはやどう弁解しても助からず、進退窮まる状態だ。
  • 周りには敵しかいないため進退窮まってしまったが、何とか活路を見出していきたいと思っている。

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