「心頭を滅却すれば火もまた涼し」の意味とは?意味や使い方を解説!

「心頭を滅却すれば火もまた涼し」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「心頭を滅却すれば火もまた涼し」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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心頭を滅却すれば火もまた涼し

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「心頭を滅却すれば火もまた涼し」とは

漫画の修行シーンなどでよく聞く言葉です。

本当にこのようなことがあるのでしょうか?
そして、いつからこういう言い方をするようになったのでしょう。

今回は「心頭を滅却すれば火もまた涼し」の意味や使い方をご紹介いたします。

「心頭を滅却すれば火もまた涼し」の意味とは?

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「心頭を滅却すれば火もまた涼し」の意味

「心頭を滅却すれば火もまた涼し」は「どのような苦痛も気持ちの持ちようでしのぐことができる」という意味のことわざです。

「心頭」は心や精神を表します。
「滅却」は消し滅ぼすことを意味する言葉ですが、「心頭を滅却すれば火もまた涼し」においては「精神を統一する」の意味で使われています。

火に触れることは非常に苦痛を伴うものです。
しかし精神を統一すれば涼しいとすら感じることも可能だ、というのがこのことわざの由来です。
本当に火を涼しいと感じられるほどの達人になるのは難しいですが、ある程度の苦痛は気の持ちようで潜り抜けることができますよね。

やると決めたらそこに向かって精神を集中させることで、どのようなことでも乗り越えていけるのが、人間という生き物である。
それを表しているのが「心頭を滅却すれば火もまた涼し」なのです。

「心頭を滅却すれば火もまた涼し」の類語としては、「明鏡止水」や「堅忍不抜」が挙げられます。
どちらも雑念を消し去り集中する様子を表しています。

「心頭を滅却すれば火もまた涼し」の使い方・例文

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「心頭を滅却すれば火もまた涼し」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 注射が怖い?
    心頭を滅却すれば火もまた涼しと言うじゃないか。
    違うことを考えていれば大丈夫だよ。
  • 心頭を滅却すれば火もまた涼しという言葉を胸に、エアコンが壊れた部屋で夏場を乗り切ろうと思う。

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