「棚から牡丹餅」の意味とは?意味や使い方を解説!

「棚から牡丹餅」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「棚から牡丹餅」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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棚から牡丹餅

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「棚から牡丹餅」とは

「タナボタ」のような略語としてもよく使われる言葉ですね。

しかしどうして棚に牡丹餅がある情景がことわざになっているのでしょうか。

今回は「棚から牡丹餅」の意味や使い方、由来などをご紹介いたしますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

「棚から牡丹餅」の意味とは?

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「棚から牡丹餅」の意味

「棚から牡丹餅」は「思いがけない好運が舞い込むこと」を表すことわざです。

特に苦労をすることなく偶然良い物を手に入れたり、ラッキーな状況になることを表現しています。

例えば親の遺産がまるまる手に入るとか、勝てそうにない試合で偶然相手の体調が悪く勝利をおさめるなど、自分の実力に関係なく有利な状況を享受する時に用います。

「牡丹餅」とは、現代で言うところの「おはぎ」です。
日本古来から存在するお菓子ですが、昔は砂糖のような甘い原料は貴重で、小豆をふんだんに使った餡をまとった牡丹餅は特別な時にしか食べられないものでした。

これが「棚」から偶然落ちてきたら、非常に好運ですよね。

つまり「棚から牡丹餅」は昔の日本人にとっての「ラッキーな出来事」だったわけです。
もし現代人が「棚から牡丹餅」に替わることわざを作るとしたら、「株でテンバガー」というようなものができるのかもしれませんね。

「棚から牡丹餅」の類語としては「鴨が葱を背負って来る」が挙げられます。
鴨鍋にはネギが必須であることから、鴨が葱を背負って現れたら便利ですよね。
つまり「好都合」の例えとして「鴨が葱を背負って来る」ということわざができました。

「棚から牡丹餅」の使い方・例文

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「棚から牡丹餅」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 思いがけない大化け株に出会ってしまった。
    これは棚から牡丹餅だな。
  • 道端で助けた高齢者が実は大企業の社長で、お礼に100万円をもらってしまった。
    棚から牡丹餅と言えるお金だが、使い道に困ってしまう。

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