「論語読みの論語知らず」の意味とは?意味や使い方を解説!

「論語読みの論語知らず」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「論語読みの論語知らず」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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論語読みの論語知らず

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論語読みの論語知らず」を英語に訳すと、次のようになります。

  • A mere scholar, a mere ass.
    (ただの学者はただのロバ。)
  • Astrology is true but where is the astologer?
    (占星術は真理だ。しかし、占星術師はどこにいるのか?)
  • He is a learned fool.
    (彼は知識ばかりある、バカだ。)

「論語読みの論語知らず」の意味とは?

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「論語読みの論語知らず」とは、「本に書いてある理論・理屈を知っているだけで、実際の社会生活における行動に伴わないこと」という意味のことわざです。
 

表面的な理解だけで、物事の本質が分かっていないことを表しています。

「論語」とは、古代中国の思想書のことです。学者・思想家であった孔子の教えがまとめられています。儒教の代表的な文献です。

「論語読みの論語知らず」は、「論語」を読んでいても、その内容や精神は身についていないという状況を表しています。

同じ意味で、「論語読みの論語読まず」と表記する場合もあります。
また、「論語読みの論語知らず」から派生した、「マルクス読みのマルクス知らず」という表現があります。これは、マルクスの著作は読んでいるが、マルクス思想の本質を理解していないという意味の言葉です。

「論語読みの論語知らず」の使い方・例文

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「論語読みの論語知らず」の意味が分かったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文
    あの先生は、生徒に道徳を説いているくせに、裏で女子生徒と付き合っていることで有名です。論語読みの論語知らずを体現したような人です。
  • 例文
    彼は自己啓発本を月に10冊も読んでいるそうです。しかし、一向に言動が変わる様子はありません。まさに論語読みの論語知らずだと言えるでしょう。

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