「百害あって一利なし」の意味とは?意味や使い方を解説!

「百害あって一利なし」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「百害あって一利なし」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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百害あって一利なし

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「百害あって一利なし」

「百害あって一利なし(ひゃくがいあっていちりなし)」

という言葉をご存知でしょうか?

ニュースや新聞などで見聞きしたことがある方も多いかと思います。

では、いったいどういう意味なのでしょうか。

今回は「百害あって一利なし」の意味や使い方などをご紹介させていただきます。

「百害あって一利なし」の意味とは?

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「百害あって一利なし」の意味とは

「百害あって一利なし(ひゃくがいあっていちりなし)」とは弊害ばかりがあって利益になることは一つもないという意味の慣用句です。
「弊害(へいがい)」とは、悪い影響を及ぼすもののこと。害となることは百ほどもあるのに、ひとつの利益ももたらさない物事に対して使われます。

よく使われる言い回しではありますが、いったいいつごろから使われている慣用表現なのかは定かではありません。ただ、大正時代のジャーナリスト・長谷川如是閑(はせがわにょぜかん)の著書『搦手から』に『百害あって一利のない結果に陥る』という記述があります。このことから、近代に入ってから使われ始めた表現ではないかと思われます。

「百害あって一利なし」の類語・類義語には以下のようなものが挙げられます。

・有害無益(ゆうがいむえき)
【意味】害ばかりで得るものは一つもないという意味。
【例文】部下の邪魔ばかりして手柄は横取りするような、無能な上司ほど有害無益なものはない。

「百害あって一利なし」の使い方・例文

__keyword__を使った例文をいくつかご紹介させていただきます。

例文

  • 例文 百害あって一利なしなんて、煙草は良く言われるけど。俺は、止めたり。禁煙の方がストレスがかかるからちゃんと一利あるんだよなぁ。
  • 例文 ギャンブルで俺の兄は全て失ったよ。未だに止められないらしく、この間は貸してくれってさ。もちろん、断ったけど。
    兄にギャンブルは百害あって一利なしだよ。人としての信用を無くしてしまうさ。

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