「団栗の背比べ」の意味とは?意味や使い方を解説!

「団栗の背比べ」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「団栗の背比べ」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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団栗の背比べ

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「団栗の背比べ」とは

「どんぐりのせいくらべ」と読みます。
まず「団栗」を「どんぐり」と読むことに驚いた方もいるかもしれませんね。

日常生活でもよく使われる言葉ですが、なぜどんぐりを引き合いに出しているのでしょう。

今回は「団栗の背比べ」の意味や使い方をご紹介いたします。

「団栗の背比べ」の意味とは?

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「団栗の背比べ」の意味

「団栗の背比べ」は「どれも似たり寄ったりで大したことがなく、抜きん出る者がいない」状況を表したことわざです。

集団全体が優れている時にはあまり使われず、どちらかというとその集団の能力が平均値、もしくは平均より低い時に「全員大したことがない」という意味で「団栗の背比べ」と表現します。

ことわざの由来となった「団栗(どんぐり)」ですが、団栗にももちろん大小色々な形はあるものの、どれも似たり寄ったりな形をしており、特別すごい団栗は存在しません。
また団栗自体がそこまで特別なものではなくごくありふれた木の実であることから、「抜きん出る者がいない」ということで「団栗の背比べ」ができたと考えられます。

ちなみに「団栗の背比べ」は、中国には存在しない言葉ですので、日本で発祥したことわざだと言われています。

「団栗の背比べ」の類語としては「五十歩百歩」が挙げられます。
50歩と100歩では大きく違うと思われそうですが、五十歩百歩の由来は「50歩逃げた兵士が100歩逃げた兵士を笑った」ことだと言われていて、同じ「逃げる」なら50歩でも100歩でも同じであるという意味になります。

「団栗の背比べ」の使い方・例文

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「団栗の背比べ」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • このクラスはみんな平凡で、団栗の背比べだな。
  • 新入社員は毎年出身大学自慢をし合うが、こちらから見ると全員団栗の背比べにしか見えない。

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