「天上天下唯我独尊」の意味とは?意味や使い方を解説!

「天上天下唯我独尊」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「天上天下唯我独尊」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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天上天下唯我独尊

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天上天下唯我独尊」の出典元は、西遊記の三蔵法師の著書「大唐西城記」だといわれています。それによれば、生れてすぐ東西南北に7歩ずつ歩いた菩薩(仏陀)は、「天上天下、ただ我のみ独り尊し」と言ったのち「三界皆苦我当安此(さんがいかいく、がとうあんし)」と語ったそうです。また、「天上天下唯我独尊、今茲而往生分已尽(こんじにおうじょうぶんいじん)」という言葉も残っています。

「天上天下唯我独尊」の意味とは?

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「天上天下唯我独尊」とは、天上天下にただ一人の、誰とも代わることのできない人間として、しかも何一つ加える必要もなく、このいのちのままに尊いということを表しているお釈迦様の言葉です。

しかも、釈尊は生誕と同時にこの言葉を語られたと伝えられています。これは、釈尊の教えを聞いた人々が「釈尊は、生涯このことを明らかにせんとして歩まれた方である」という感動を表現したものであります。

この釈尊の言葉は、人間は何らかの条件によって尊いのではなく、人間の、いのちの尊さは、能力、学歴、財産、地位、健康などの有無を超えて、何一つ付加することなきままで尊い「私」を見出すことの大切さを教える言葉です。

「天上天下唯我独尊」の使い方・例文

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「天上天下唯我独尊」の意味が分かったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文
    天上天下唯我独尊という言葉のイメージと、本当の意味とがかけ離れている気がします。
  • 例文
    天上天下唯我独尊という言葉の由来は、お釈迦様から来ているということを知って、とてもありがたい言葉なのだと思いました。

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