「亀の甲より年の功」の意味とは?意味や使い方を解説!

「亀の甲より年の功」ということわざの意味を解説していきます。日本人の特徴をよく表したことわざで、仕事で困った時などに役立つ教養なので、覚えておくと便利なことわざです。今回は「亀の甲より年の功」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

目次 [表示]

亀の甲より年の功

Photo by12019

「亀の甲より年の功」ということわざを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
このことわざは、仕事や日常で大切な教訓を教えてくれ、日本人の性質をよく表したことわざといえるでしょう。
今回は「亀の甲より年の功」の意味を例文や類語とともに紹介します。

「亀の甲より年の功」の意味とは?

フリー写真素材ぱくたそ

「亀の甲より年の功」とは、年長者や経験が豊富な人の意見や教訓はありがたいので素直に耳を傾けろという意味です。
亀は長生きする生き物と言われていますが、甲羅は結局甲羅でしかなく、それより短い寿命の人間の経験の方が優れているということで、「甲」と「功」で韻を踏んでいます。
年長者をたてるという日本人の性質をよく表したことわざと言えるでしょう。
ちなみに亀の甲羅は木の年輪と同じように模様があり、この年輪を数えていくと亀の年齢が分かります。亀の甲の年輪は、ある意味年の功と言えますね。
類語のことわざに、「医者と坊主は年寄りが良い」、「医者と味噌は古いほど良い」というものがあります。医者と坊主は経験豊かな人の方が信頼がありますし、味噌も長く熟成させると美味しくなるからですね。
また、「烏賊の甲より年の功」という似た響きのことわざもありますが、これも韻を踏んでいます。
ちなみに烏賊は種類によっては一年ほどしか生きられません。

「亀の甲より年の功」の使い方・例文

Photo by We Make Noise!

最後に「亀の甲より年の功」を使った例文を紹介します。

例文

  • 例文 うちの会社の方針は亀の甲より年の功なので、これまでのキャリアを活かしてもらうために定年後の人材を積極的に採用している。
  • 例文 亀の甲より年の功というから、年寄りの言うことは素直に聞いておこう。

関連する記事

記事ランキング