「敵に塩を送る」の意味とは?意味や使い方を解説!

「敵に塩を送る」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「敵に塩を送る」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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敵に塩を送る

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敵に塩を送る」は、上杉謙信が敵である武田信玄を「塩」で救ったという逸話が由来とされています。しかし、この話が事実かどうかは定かではありません。上杉謙信は「義の人」と呼ばれ、義理人情の厚い人物だと語られていることから「美談」として残る逸話との見方もあるようです。

「敵に塩を送る」の意味とは?

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「敵に塩を送る」とは、「たとえ敵でも、苦境の時は助ける」「敵だからといって、弱みに付け込まない」という意味のことわざです。

たとえば、ビジネスシーンにおいても、点を競い合っているライバルや競合会社など、対象となる相手はいくつか挙げることができるでしょう。相手が弱っているときでも見捨てることなく、別の方法で相手に利を与えることが「敵に塩を送る」ということです。

「敵に塩を送る」の使い方・例文

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「敵に塩を送る」を使う時は、同じ「塩」を用いることわざ「傷口に塩を塗る」の意味と混同しないように気を付けましょう。

「傷口に塩を塗る」はものごとや状況が思わしくない時に、さらに悪化させようとすることを指します。そのため「非協力的だった下請け会社が経営難に陥っているが、敵に塩を送るような行為はやめておこう」は間違った使い方です。


「敵に塩を送るの」意味がわかったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文
    私の上司は「敵に塩を送る」ことで、不可能だと思われていた商談を成立させたすごい人です。
  • 例文
    今回のこんぺは、競合会社に「敵に塩を送る」ような気持ちで、パートナーシップの話し合いを進めたいと思います。

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