「故郷へ錦を飾る」の意味とは?意味や使い方を解説!

「故郷へ錦を飾る」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「故郷へ錦を飾る」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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故郷へ錦を飾る

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「故郷へ錦を飾る」とは

成功した人を表す言葉として古くからある言葉ですね。
年齢の高い方のほうがよく使う言葉ですが、若い方でも一度は聞いたことがあるでしょう。

しかしどうしてこのような言い方をするようになったのでしょうか。
今回は「故郷へ錦を飾る」の意味や使い方をご紹介いたします。

「故郷へ錦を飾る」の意味とは?

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「故郷へ錦を飾る」の意味

「故郷へ錦を飾る」は「故郷を離れて努力していた人が成功し、立身出世をして帰郷すること」を表す言葉です。

なぜ「錦を飾る」という言い方をするかですが、「錦」とは金糸や銀糸など高級な材料を使って華やかに作られた絹織物を表しています。
立身出世するということは着るものも上等になります。
昔は上等な着物というと「錦」を意味しました。
このことから、「錦(上等な絹織物)を着て帰郷する」ことを「成功の証」と表現したのです。

「故郷へ錦を飾る」の由来は諸説ありますが、「錦」という表現から古い時代に生まれた言葉であることは間違いありません。
司馬遷の書物「史記」に語源となる一節があると言われていますし、他にも夏目漱石をはじめ色々な作家がこの言葉を使って作品を書いています。

「故郷へ錦を飾る」の類語としては「故郷へ花を飾る」があります。
こちらはあまり有名な言葉ではありませんが、「錦」が「花」に変わっただけで意味はほぼ同義です。

「故郷へ錦を飾る」の使い方・例文

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最後に「故郷へ錦を飾る」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 上京するからには故郷へ錦を飾れるまで故郷には帰らないつもりだ。
  • 20年前に村を出て行った友人が、政治家になって故郷へ錦を飾り帰ってきた。

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