「大山鳴動して鼠一匹」の意味とは?意味や使い方を解説!

「大山鳴動して鼠一匹」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「大山鳴動して鼠一匹」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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大山鳴動して鼠一匹

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「大山鳴動して鼠一匹」とは

難しい言葉は使われていませんが、いまいち意味が伝わってこないことわざですよね。

おそらく耳にしたことは誰もがあると思いますが、意味を知っている人はどれだけいるでしょうか。

今回は「大山鳴動して鼠一匹」の意味や使い方、由来などをご紹介しますので、ぜひここで覚えていってください。

「大山鳴動して鼠一匹」の意味とは?

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「大山鳴動して鼠一匹」の意味

「大山鳴動して鼠一匹」は「大きな前触れがあったわりに、結果は大したことがなかった」ことを表すことわざです。

「大山鳴動(たいざんめいどう)」とは、大きな山がうなりを上げて動くことを意味します。
噴火や大地震のような、天地を揺るがすような場面を想像してください。

そのような前触れがあったにも関わらず、そこから登場したのが「鼠(ねずみ)一匹」であったらどうでしょう。
拍子抜けですよね。

そういった状況を表したことわざが「大山鳴動して鼠一匹」です。

「大山鳴動して鼠一匹」は、ことわざとしては珍しく古代ローマの詩人の言葉が由来になっていると言われています。

クィントゥス・ホラティウス・フラックスという古代ローマの詩人が述べた「山々は産気づき、一匹の滑稽なハツカネズミが産まれた」という言葉が、「大山鳴動して鼠一匹」のもとになっています。

「大山鳴動して鼠一匹」の類語としては、「蛇が出そうで蚊も出ず」が挙げられます。
おそらくこちらのほうがわかりやすいですね。
「蛇が出そうな物々しい状況なのにもかかわらず、蚊のような小さなものすら出てこない」という、やはり拍子抜けした状態を表しています。

「大山鳴動して鼠一匹」の使い方・例文

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「大山鳴動して鼠一匹」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • あれだけ大騒ぎして結果がこれか。
    「大山鳴動して鼠一匹」とはこういうことだな。
  • 大山鳴動して鼠一匹のような結果にならないように、ぜひしっかり計画して立派な結婚式を挙げてください。

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