「国破れて山河あり」の意味とは?意味や使い方を解説!

「国破れて山河あり」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「国破れて山河あり」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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国破れて山河あり

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「国破れて山河あり」とは

国語や歴史の授業で一度は見聞きしたことがある言葉ですね。

よく使うフレーズではありますが、具体的な意味は案外知られていないのではないでしょうか。

今回は「国破れて山河あり」の意味や使い方をご紹介いたします。

「国破れて山河あり」の意味とは?

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「国破れて山河あり」の意味

「国破れて山河あり」は「世の中の流れは目まぐるしいが、世の中が変化しても自然は元の姿のまま存在し続ける」ことを感慨深く表現した言葉です。

戦争などで町が破壊されてしまっても、山や川、海などはずっと元の姿のまま存在していますよね。
多少人間が壊してしまっても、花や虫、鳥や魚など自然の生き物は、人間社会の混乱とは全く関係なく、自然界で生き抜いています。

これを表したのが「国破れて山河あり」です。

「国破れて山河あり」は中国の都、長安が破壊された事実が元になってできたと言われています。
杜甫が遺した漢詩である「春望」の冒頭文として有名です。

「国破れて山河あり」の類語としては、「栄枯盛衰」が挙げられます。
栄えることも衰えることも全て自然の成り行き上仕方ないことだという意味ですが、世のはかなさを説いた言葉として「国破れて山河あり」と同義の四字熟語です。
 

「国破れて山河あり」の使い方・例文

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「国破れて山河あり」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 昔の合戦場に行くと、「国破れて山河あり」という言葉の意味を強く感じる。
  • 沖縄は昔戦争で酷い状態だったのに、今も昔も海はすごくきれいだ。
    これが「国破れて山河あり」ということなのか。

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