最終更新日: 2020年6月13日

    「枕を高くして寝る」の意味とは？意味や使い方を解説！

    「枕を高くして寝る」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「枕を高くして寝る」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

    目次 [表示]

    枕を高くして寝る

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    「枕を高くして寝る」の出典は、『戦国策』や『史記』などとされています。

    中国の戦国時代、遊説家(ゆうぜいか)の張儀(ちょうぎ)が秦と同盟するように魏の王様を説得した時に「楚漢(そかん)の患い無くんば、則(すなわ)ち大王枕を高くして臥し、国必ず憂(うれ)い無からん」と言ったことが由来とされています。

    このセリフは、「楚と漢の両国から攻撃される心配がなければ、大王は枕を高くして眠ることができ、国からは心配事が消え去るでしょう」という意味です。

    ちなみに、戦国時代には、敵から不意に襲われた時に備えて、地面に耳をつけたり遠くの音が聞こえるようにえびら(矢を入れて背中に背負う道具)を枕にして寝ていたりしました。

    そして、戦いが終わると敵の襲来もなくなるため、このようなことをする必要はありません。

    よって、戦いがない時は枕を高くして、安心して寝ることができるのです。

    「枕を高くして寝る」の意味とは？

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    「枕を高くして寝る」とは、「気にかかることがなく、安心してゆっくりと寝ること」という意味のことわざです。
     

    つまり、心配事が全くないことを表しています。

    ちなみに、「枕を高くして臥(が)す」「枕を高くして眠る」などと表記されることもあります。

    「枕を高くして寝る」の使い方・例文

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    「枕を高くして寝る」の意味が分かったところで、次は例文を見ていきましょう。

    例文

    • 例文
      会社の命運をかけたプロジェクトが無事に成功したので、枕を高くして寝ることができそうです。
    • 例文
      無事に第一志望に合格することができたので、今夜からは枕を高くして寝ることができます。

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