「下手の考え休むに似たり」の意味とは?意味や使い方を解説!

「下手の考え休むに似たり」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「下手の考え休むに似たり」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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下手の考え休むに似たり

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下手の考え休むに似たり」とは、もともとは囲碁や将棋で下手な人がいつまでも考えていることをからかう言葉として使われていました。

自分ではいい手をじっくり考えているつもりでいても、上手い人から見るとたいした手にはなっていない、ということから言われるようになりました。

 

「下手の考え休むに似たり」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Mickle fails that fools think.
    (馬鹿が考えていることは、たいてい役に立たない)

「下手の考え休むに似たり」の意味とは?

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「下手の考え休むに似たり」とは、「よい考えも浮かばないのに長く考え込むのは時間の無駄だ」という意味のことわざです。
 

このことわざにおける「下手」とは、未熟で知恵が足りない、という意味合いで使われます。未熟で知恵が足りないのだからいくら考えても無駄という、やや皮肉のこもった言い方であるため、使う際には注意しましょう。

 

囲碁や将棋などで、明らかに実力が違う場合はいくら考えても勝ち目がなく無駄である、という意味でも使われます。

また、実力がなかったり、その分野に詳しくなかったりするのなら自分一人で考えず誰かに聞くべきだ、という戒めとして使われることもあります。

「下手の考え休むに似たり」の使い方・例文

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「下手の考え休むに似たり」の意味が分かったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文
    どうにもならないことで悩んでいたって時間の無駄です。それこそ下手の考え休むに似たりです。
     
  • 例文
    下手の考え休むに似たりだから、今はあれこれ考えるよりも経験を積んでいくべきでしょう。

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