「一石を投じる」の意味とは?意味や使い方を解説!

「一石を投じる」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「一石を投じる」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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一石を投じる

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「一石を投じる」とは

討論番組や政治の場面でよく使われる言葉ですね。
ご自身が一石を投じた経験がある方もいるかもしれません。

どうして「一石を投じる」という表現が使われるようになったのでしょうか。
今回は「一石を投じる」の意味や使い方をご紹介しますので。ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

「一石を投じる」の意味とは?

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「一石を投じる」の意味

「一石を投じる」は「何らかの場面で新しい意見や問題を投げかける」ことを意味することわざです。

日本人は昔から調和を大切にしてきたため、会話や会議などで自分の意に沿わない流れになったとしても、はっきり言える人はあまりいませんでした。
こうした中でしっかり問題提起して自分の意見を言える人は、非常に目立つ存在です。
「一石を投じる」人は勇気ある人であり、また良い意味で場に刺激を与えられる人ということですね。

「一石を投じる」の語源は、石を池などに投げた時の様子が元になっています。

静かな水面に石を投げると、水面が波打ち波紋が広がりますよね。
これが調和するだけだった場に動きを与えることに例えられ、「一石を投じる」という言葉ができたと言われています。

「一石を投じる」の類語としては「波紋を呼ぶ」「物議をかもす」があげられます。
波紋を呼ぶは、まさに先ほどご紹介した「一石を投じる」の語源のように、水面が波打つ様子が議論を表しています。

「一石を投じる」の使い方・例文

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「一石を投じる」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 彼は会議であえて違う意見を投げかけることで、全員の思考を動かすことに成功した。
    まさに一石を投じる形だ。
  • 粛々と進む場に一石を投じるのは勇気がいることだが、間違った流れに進みそうな時は誰かがその役目を負わなくてはならない。

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