「後足で砂をかける」の意味とは?意味や使い方を解説!

「後足で砂をかける」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「後足で砂をかける」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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後足で砂をかける

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「後足で砂をかける」とは

嫌な状況で使う言葉ですが、誰もが一度は見聞きしたことがあるでしょう。

自分ではやりたくないですが、誰かにやられるのも嫌ですね。

今回は「後足で砂をかける」の意味や使い方をご紹介しますので、こういったシチュエーションにならないよう気を付けましょう。

「後足で砂をかける」の意味とは?

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「後足で砂をかける」の意味

「後足で砂をかける」は「恩義に対して報いるどころか、迷惑や損害を与えて裏切ること」という意味のことわざです。

類語としては「恩を仇で返す」があります。
いずれも「恩に対して真逆のネガティブなお返しをする」という意味において同義の言葉です。

例えば会社の上司に非常に目をかけてもらって、仕事の指導だけでなくプライベートでも良くしてくれていたとします。
本来はその恩義に対して仕事の成果などで報いるべきですが、そこをあえて「競合他社に転職して上司の顔を潰す」「ネガティブな噂を流して失脚させる」のような仇を返す行為が、「後足で砂をかける」ことです。

なぜそんな状況になるかの原因は色々ですが、恩は必ずプラスに報いてもらえるわけではないという教訓ですね。

「後足で砂をかける」は、犬や馬が走り去る時の様子が由来になっています。
動物が走っていくときには後足で土を蹴っていきます。
走り去った後には汚れた土が残りますが、これを「恩義に対して迷惑で返された」ことに例えています。

「後足で砂をかける」の使い方・例文

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「後足で砂をかける」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 目をかけてやった後輩が転職し、なぜか私の悪い噂を流しているらしい。
    まさに後足で砂をかけられたような思いだ。
  • 終電を逃した友人を泊めてあげたら家のお金が盗まれ、連絡が取れなくなった。
    後足で砂をかけられるというのはまさにこれだな。

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