「犬猿の仲」の意味とは?意味や使い方を解説!

「犬猿の仲」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「犬猿の仲」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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犬猿の仲

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皆さんは「犬猿の仲」という言葉を知っていますか?

日常会話でもよく使われる使いやすい言葉です。

今回は「犬猿の仲」の言葉の意味を紹介していきます。

「犬猿の仲」の意味とは?

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「犬猿の仲」は「とても仲が悪い、険悪」という意味です。

ただ、仲が悪いというだけでなく、会うと喧嘩してしまうようなお互いを敵視している場合のことを言います。

一方が嫌っていて、もう一方は苦手で避けている、というような場合には使いません。

犬と猿が激しく吠えあっている場面を思い起こすような、そんな仲です。

由来はいくつかあります。

1、干支の順番

十二支は神様のところに到着した順番で決められたと言われています。

仲の良かった犬と猿ですが、直前に猿が裏切り先に到着したことで犬は猿を恨んでいるとか。

2、性質の違い

人間と信頼関係のある犬と、自身が群れをなす猿では畑を守る側と荒らす側などの性質の違いがあり、その性質の違いから。

3、狩猟時の犬と猿

昔から犬は狩猟犬として人と共に行動しますが、狩猟時に猿に出会うと猿は激しく威嚇します。

この場面を見たことから仲が悪いと人が思ったことから。

4、西遊記のワンシーン

天竺で暴れる孫悟空(猿)を止めようと神様が愛犬を使い、犬が猿を取り押さえたというシーンから。

昔からある言葉なだけに由来も多く存在していますね。

「犬猿の仲」の使い方・例文

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類語は「水と油」です。

混ざり合わない水と油のように決して分かり合うことのない仲を表す言葉ですが、険悪だとか敵視しているという意味はありません。

対義語は「魚と水」です。

魚は水がないと生きていけないというように、切っても切り離せない、つまり「とても仲がいい」という意味の言葉です。

最後に例文です。

例文

  • 例文・ほんとに昔から君たちは犬猿の仲だな。喧嘩ばかりしてるじゃないか。
  • 例文・あの人と一緒のグループにはなりたくないです。犬猿の仲なんです。

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