「一寸の虫にも五分の魂」の意味とは?意味や使い方を解説!

「一寸の虫にも五分の魂」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「一寸の虫にも五分の魂」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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一寸の虫にも五分の魂

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「一寸の虫にも五分の魂」とは

非常に大切な教えを含んだ言葉です。

誰もが聞いたことがある言葉だと思いますが、「一寸」や「五分」など現代ではあまり使われない言葉が入っているので、意味がちょっと分かりづらいですよね。

今回は「一寸の虫にも五分の魂」の意味や使い方をご紹介いたしますので、ぜひ最後まで読んでいってください。

「一寸の虫にも五分の魂」の意味とは?

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「一寸の虫にも五分の魂」の意味

「一寸の虫にも五分の魂」は「小さくて弱い生き物であっても、意地や根性はあるものだ」という意味の言葉です。

「一寸(いっすん)」は大体3㎝くらいです。
「五分(ごぶ)」は「半分」という意味があります。
つまり「3㎝ほどの小さな虫にもその半分くらいの意地や根性を持って生きており、決して馬鹿にはできない」というのが「一寸の虫にも五分の魂」の意味するところです。

主に、強い相手に立ち向かう時にこの表現が使われます。
強大な敵に向かって行かなくてはならない時、どうしても自分の存在が卑小に思えてしまいますよね。

「たとえ非力でも意地や根性を忘れてはいけない」という励ましの意味が、「一寸の虫にも五分の魂」には込められています。

また、ストレートに「小さな虫にも命があるのだから大切にしなくてはならない」という教えも含んでいます。

「一寸の虫にも五分の魂」の類語としては「瘦せ腕にも骨」が挙げられます。
「貧弱な腕でも、その中にはしっかり骨が通っている」ことを表しており、「一寸の虫にも五分の魂」とほぼ同義の言葉です。
 

「一寸の虫にも五分の魂」の使い方・例文

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「一寸の虫にも五分の魂」を使った例文をご紹介いたします。

小さな命を大切にしようという意味と、自分を鼓舞する意味と、両方の例を示してあります。

例文

  • 「一寸の虫にも五分の魂」と言うじゃないか。
    アリだって生きているのだから、むやみに殺してはいけないよ。
  • 正直、賞賛のないプレゼンだ。
    だが「一寸の虫にも五分の魂」という言葉を胸に全力を尽くそうと思う。

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