「暑さ寒さも彼岸まで」の意味とは?意味や使い方を解説!

「暑さ寒さも彼岸まで」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「暑さ寒さも彼岸まで」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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暑さ寒さも彼岸まで

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暑さ寒さも彼岸まで」の彼岸には、春彼岸と秋彼岸があります。春彼岸は、春分の日(3月21日頃)、秋彼岸は、秋分の日(9月23日頃)を中日として、その前後の3日を合わせた7日間を彼岸といいます。

春分や秋分は二十四節気のひとつで、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。秋は秋分の日(=彼岸の中日)を境に日が短くなっていき、秋の夜長に向かいます。つまり、太陽の出番がどんどん短くなるので、暑さも和らいでいくわけです。春はこの逆になるわけです。

彼岸にはお墓参りに行く風習があります。迷い、悩み、煩悩に惑わされている人間が、悟りの世界と通じるときが彼岸です。暑さ寒さやそれに伴う様々なつらさも、彼岸のころには和らいで楽になると考え、励まされていたのでしょう。

「暑さ寒さも彼岸まで」の意味とは?

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「暑さ寒さも彼岸まで」とは、「厳しい残暑や寒さも彼岸の頃には和らいで過ごしやすくなる」という意味のことわざです。日本人の季節に対する感覚を表現しています。

「暑さ寒さも彼岸まで」の使い方・例文

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「暑さ寒さも彼岸まで」は、季節の移ろいの目安として、その時々の状況に合わせて使います。

「暑さ寒さも彼岸まで」の意味がわかったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文 肯定の意味
    「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉のとおり、残暑もおさまりずいぶんと涼しくなりました。
  • 例文 否定の意味
    昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今年はまだ残暑が続きそうですね。
  • 例文 期待の意味
    「暑さ寒さも彼岸まで」と言うように、もうじき楽になるでしょうから頑張りましょう。

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