「背に腹はかえられぬ」の意味とは?意味や使い方を解説!

「背に腹はかえられぬ」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「背に腹はかえられぬ」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

目次 [表示]

背に腹はかえられぬ

フリー写真素材ぱくたそ

「背に腹はかえられぬ」とは

非常によく使う言葉ですし、使うべきシチュエーションもほとんどの方が知っていると思います。

とは言え、深く意味を考えずに何となく使っている人がほとんどではないでしょうか。

今回は「背に腹はかえられぬ」の意味や使い方、由来などをご紹介いたします。
この機会にぜひ正しい使い方を身に付けておきましょう。

「背に腹はかえられぬ」の意味とは?

Photo byOpenClipart-Vectors

「背に腹はかえられぬ」の意味

「背に腹はかえられぬ」とは、「大切な物を守るためには多少の損害は仕方ない」という意味で使われる言葉です。

例えば、貯金ゼロで親の形見を売らなくてはならないが、そうしなければ子供に食べさせるものがないというような時に「背に腹はかえられぬ」という表現でやるせなさを表します。

しかし、どうして「背」と「腹」を引き合いにしているのでしょうか。

これは「腹」に大切な物、つまり「臓器」が詰まっていることに由来していると言われています。

戦乱の世においては、刀を使って互いに斬り合う場面がよくありました。
その時、背中を守るためだからといって腹を斬らせては、大切な臓器が犠牲になってしまいます。

つまり、腹を守るためには背中に傷を受けることはやむを得ない。
ここから「大切な物を守るには他の損害は仕方ない」という意味に繋がりました。

「背に腹はかえられぬ」の類語としては、「仕方ない」「やむを得ない」というような言葉が挙げられます。

「背に腹はかえられぬ」の使い方・例文

フリー写真素材ぱくたそ

「背に腹はかえられぬ」を使った例文をご紹介いたします。

いずれも、「大切な物を守るためには多少の損害は仕方ない」という意味の文章です。

例文

  • これを売らなくては生活費が捻出できない。背に腹はかえられぬ。
  • 二人とも雇っておくと店が潰れてしまう。
    背に腹はかえられぬのでどちらかには辞めてもらうしかない。

関連する記事

記事ランキング