「春眠暁を覚えず」の意味とは?意味や使い方を解説!

「春眠暁を覚えず」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「春眠暁を覚えず」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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春眠暁を覚えず

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春眠暁を覚えず」を詠んだのは、「孟浩然(もう こうねん)」という中国唐代の詩人です。出世欲がなく、各地を放浪しながら歌を詠んだ人だと言われています。孟の生きた古代中国の役人は朝が早く、厳しい規律に縛られていました。そのような世俗の生活を揶揄して詠んだ歌なのかもしれませんね。

「春眠暁を覚えず」の意味とは?

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「春眠暁を覚えず(しゅんみんあかつきをおぼえず)」の意味は、「春はぐっすり眠れるものだから、夜が明けたのに気づかず寝坊してしまう」という意味が本当の意味です。

※「暁」とは「夜明け」、「覚えず」とは「知らず知らずのうちに」という意味です。

その他の説として「春眠暁を覚えず」は、「春の夜は短い」という意味から、「寝坊してしまう」という意味はない、という説などがあるようです。しかし、刊行されている辞書や漢文を紹介する出版物では「寝坊してしまう」という意味の訳がとられています。

ただし、「春の夜は短いうえにぐっすり眠れる」というように「春の夜は短い」という意味を付け加える訳文はあります。

「春眠暁を覚えず」の使い方・例文

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「春眠暁を覚えず」を日常生活やビジネスシーンで使うことはあまりないと思います。使う場合は、社内報やメールのやりとりなどで社内コミュニケーションをはかりたい時などにちょっと入れてみたりするとよいかもしれません。

「春眠暁を覚えず」の意味が分かったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文

    今日はあやうく寝過ごすところでした。「春眠暁を覚えず」ですね。
  • 例文

    「春眠暁を覚えず」の季節となりました。明日のお休みはゆっくりお過ごしくださいね。
     

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