「無い袖は振れない」の意味とは?意味や使い方を解説!

「無い袖は振れない」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「無い袖は振れない」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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無い袖は振れない

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無い袖は振れない」という言葉を聞いたことはありますか?

いささか古めかしい言い回しですが、使えるシチュエーションはたくさんあります。

この言葉を知っておくと、表現の幅を広げることができます。

この記事では、「無い袖は振れない」という言葉の意味や使い方をお伝えしていきます。

「無い袖は振れない」の意味とは?

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「無い袖は振れない」は、「持っていないお金は出しようがないということ」を意味する言葉です

主に金銭について使われる言葉なので、ビジネスシーンで、企画を出せない、アイディアを出せないときに用いるのは誤用です。

ここで言う「袖(そで)」は、日本の着物で、腕を包んでいる部分をその下のたもと(膨らんでいるところ)も含めて指す言葉です。

かつて日本では、お金を着物のたもとに入れて持ち運んでいました。

そのため、袖が無いということは「財布がない」ということを暗示しており、お金を持っていないということを表すようになったというわけです。

借金の申し出や融資のお願いなどで、お金を融通するように言われたときに、「お金を出したいという思いはあるのだが、ないものはないのだから出しようがない」というニュアンスで断れる便利な表現です。

「無い袖は振れない」の使い方・例文

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ここでは「無い袖は振れない」という言葉を使った例文をご紹介します。

例文

  • どんなに頭を下げられても、もう貸せるお金はないよ。無い袖は振れないので諦めてほしい。
  • 旅行費用を捻出したいのは山々なのだが、無い袖は振れないので申込を見送ることにした。

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