「引かれ者の小唄」の意味とは?意味や使い方を解説!

「引かれ者の小唄」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「引かれ者の小唄」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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引かれ者の小唄

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引かれ者の小唄」の類義語には以下のようなものがあります。

・負け犬の遠吠え(まけいぬのとおぼえ)
 弱い犬が遠く離れた場所からきゃんきゃん吠え立てることから、陰で勝ち目のない相手をののしるという意味の言葉です。
 
・虚勢を張る(きょせいをはる)
 見た目だけは強そうなふりをすることを意味しています。
 

「引かれ者の小唄」の意味とは?

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「引かれ者の小唄」とは、「負けたり、失敗したにも関わらず、負け惜しみや強がりをいうこと」、「追い詰められて、どうにもならないのに、強がって平気なふりをしていること」という意味のことわざです。


「引かれ者」とは、罪人のことです。江戸時代では、役人が罪人を馬に乗せて刑場まで引いていました。衆人環視の中を進む馬の上で、罪人が平気なふりをして強がるように小唄をうたう姿からこのことわざが生まれたとされています。引かれ者が開き直るように、小心者が内心びくびくしているのに、表面は平気な顔をしていることを「引かれ者の小唄」または「引かれ者の鼻歌」といいます。

「引かれ者の小唄」の使い方・例文

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「引かれ者の小唄」の意味が分かったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文
    私は失敗のたび「あれがうまくいってたら」「これがあったら」「あいつがいなければ」といい訳ばかりしてきましたが、こういうのを引かれ者の小唄というのだそうです。
  • 例文
    殺人で起訴された彼は、判決が下った途端傍聴席に向けて舌を出し、暴言を放って退席させられていました。引かれ者の小唄どころでは済まない態度に世の中から非難が殺到したのはいうまでもありません。

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