「罪を憎んで人を憎まず」の意味とは?意味や使い方を解説!

「罪を憎んで人を憎まず」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「罪を憎んで人を憎まず」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

目次 [表示]

罪を憎んで人を憎まず

Photo bypixel2013

「罪を憎んで人を憎まず」とは

非常によく使うことわざですね。
何か許せないことがあった時、人に攻撃意識を向けないための戒めとして使われます。

今回は「罪を憎んで人を憎まず」の意味や由来をご紹介しますので、改めてじっくり考えていきましょう。

「罪を憎んで人を憎まず」の意味とは?

Photo byBessi

「罪を憎んで人を憎まず」の意味

「罪を憎んで人を憎まず」は「犯罪自体は憎むべきものだが、その罪を犯した裏には事情があったことが想像できる。罪を犯した人まで憎んではいけない」という意味のことわざです。

確かに犯罪自体は許されるべきものではありませんが、その人物のすることが全て罪なわけではありませんよね。
ひとつの罪を理由にその人の全てを憎むことは間違っているのかもしれません。

「罪を憎んで人を憎まず」という表現が最初に書かれたのは、中国の古文書である「孔叢子(くぞうし)」です。
この中の「刑論(けいろん)」の章に「罪を憎んで人を憎まず」の元となる言葉が載っています。

古代は今よりも犯罪が多い時代だったことが想像できますが、その時代から「罪はその人そのものではない」ことが留意されていたのですね。

「罪を憎んで人を憎まず」の類語としては、「その罪を憎んでその人を憎まず」があります。
言い回しを変えただけの、ほぼ同義の言葉です。

「罪を憎んで人を憎まず」の使い方・例文

フリー写真素材ぱくたそ

「罪を憎んで人を憎まず」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 一度の犯罪でその人全てを憎むのは違う。
    罪を憎んで人を憎まずという言葉があるように、人そのものをしっかり見なさい。
  • 罪を憎んで人を憎まずという言葉があるが、それでも到底彼を許すことはできない。

関連する記事

記事ランキング