「健全なる精神は健全なる身体に宿る」の意味とは?意味や使い方を解説!

「健全なる精神は健全なる身体に宿る」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「健全なる精神は健全なる身体に宿る」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

目次 [表示]

健全なる精神は健全なる身体に宿る

フリー写真素材ぱくたそ

健全なる精神は健全なる身体に宿る』という言葉があります。よく聞く言葉ではありますが、どのような意味の言葉かご存知でしょうか?

今回は良い事を言っているのかその逆なのか、いまいち分からない言葉のオリンピック候補、『健全なる精神は健全なる肉体に宿る』について、その意味や使い方、使用例についてご紹介していきたいと思います。

 

「健全なる精神は健全なる身体に宿る」の意味とは?

Photo byDefence-Imagery

『健全なる精神は健全なる身体に宿る』とは、一般的には身体が健全であるなら、心も自ずと健全である、という意味の慣用句で使われています。

この言葉は元々古代ローマの風刺詩人であるユウェナリスの風刺詩集の中の一節、『願い事をするならば、健康な身体と健康な心である事を願うくらいにしなさい』という意味の言葉が、誤訳されたものです。

人間はお金持ちになりたいだとか、美貌が欲しいだとか、長生きしたいとか、そういった欲望に満ちています。しかし、そういった自分の欲望は神頼みするものでは無いし、まして手に入ったところで幸せになれるとは限らない。

望むなら、心身共に健康である事、それで十分じゃないか。ユウェナリスはそう説きます。

それではどうして違う訳され方が広まっているのでしょうか。それは近代の『戦争』を始めた国々が、例えばナチスドイツなどがそうですが、スローガンとして過去の名言をすり変えて使用したからです。『身体を鍛えなければ、精神的にも強くなれない』といった意味合いを持たせたのです。
 

「健全なる精神は健全なる身体に宿る」の使い方・例文

フリー写真素材ぱくたそ

現代では本来の意味とは違う使われ方になっていますが、それもあながち間違いではないようです。使用例をご紹介します。

例文

  • 朝起きたら、いきなりスマホを見たりしないで、太陽を浴びなさい。健全なる精神は健全なる身体に宿るというからね。
     
  • 適度な運動が鬱や不安には効果的だと言うわ。健全なる精神は健全なる身体に宿るね。

関連する記事

記事ランキング