「牛にひかれて善光寺参り」の意味とは?意味や使い方を解説!

「牛にひかれて善光寺参り」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「牛にひかれて善光寺参り」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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牛にひかれて善光寺参り

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「牛にひかれて善光寺参り」とは

あまり耳にしない言葉ですね。

仏教に詳しい方は知っている言葉かもしれませんが、一般的には浸透していないと思います。

「牛にひかれて善光寺参り」とは一体どのような意味の言葉なのでしょうか。
今回は「牛にひかれて善光寺参り」の意味や使い方、由来などをご紹介いたします。

「牛にひかれて善光寺参り」の意味とは?

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「牛にひかれて善光寺参り」の意味

「牛にひかれて善光寺参り」は「意志に反した誘いに乗ったことで、結果的に物事が良い方向に向かうこと」を意味することわざです。

この言葉の由来になったのは、善光寺に伝わったとある昔話です。
(善光寺は長野県にある有名なお寺です)

昔、とあるおばあさんが布を干していると、その布をどこからかやってきた牛が角に引っ掛けていってしまいました。
おばあさんはその牛を追いかけますがなかなか追いつくことができず、ついに善光寺まで来てしまいます。
そこで観音様と出会い、おばあさんは信心深い仏教徒となり、最後は極楽浄土へ行くことができたのです。

最初は事故のような出来事でしたが、そこから良い方向に向かうことができたというわけですね。

私たち現代人においても、何かしら意志に反する出来事が結果的に良い方向になるというのはよくある話です。
とにかく何でもやってみることが、良い結果に繋がるのかもしれませんね。

「牛にひかれて善光寺参り」の類語としては、思いがけぬ幸運という意味で「棚から牡丹餅」が挙げられます。
 

「牛にひかれて善光寺参り」の使い方・例文

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「牛にひかれて善光寺参り」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 友達に誘われて渋々オーディションを受けたら合格して有名人になったという人は意外と多い。
    まさに牛にひかれて善光寺参りだ。
  • 牛にひかれて善光寺参りのように、母に無理矢理連れていかれた旅行で知り合ったのが今の嫁である。

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