「猫の手も借りたい」の意味とは?意味や使い方を解説!

「猫の手も借りたい」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「猫の手も借りたい」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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猫の手も借りたい

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猫の手も借りたい」は、江戸時代中期に近松門左衛門が書いた浄瑠璃の『関八州繋馬(かんはっしゅうつなぎうま)』が由来だとされています。浄瑠璃とは、三味線を伴奏にしながら語って聴かせる物語のことです。


 

「猫の手も借りたい」の意味とは?

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「猫の手も借りたい」とは、「非常に忙しくて、誰でも良いから手伝いが欲しいこと」という意味のことわざです。
 

ここでの「猫の手」というのは、万能なものではなく、実際にはあまり役立たないものを指しています。誰でもいいという意味に加えて、役立たずでもいいという意味を含んでいるので、「猫の手も借りたい」は人に直接言うと失礼に当たる言葉ですので注意しましょう。

 

なぜ「猫の手」なのでしょうか。猫とは、気まぐれで自己中心的な性質を持つため、忠誠心のある犬とは対照的な存在として知られてきました。そのため、猫に命令をしてもその通りに行動してもらえないと思われていたのです。

だからこそ、命令したところで、役に立つか分からないものにまで助けを乞うほど手助けが必要な状況を表す言葉に、猫が例として用いられたのだと言われています。

「猫の手も借りたい」の使い方・例文

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「猫の手も借りたい」には、二つの使われ方があります。一つが、ただ人手が足りず、忙しくて困っている状況を表す使われ方です。多くの場合、このような用法で使われています。

もう一つが、人手が足りないほど店が繁盛して喜ばしい状況を表す使われ方です。多忙なことには変わりないですが、困っているよりも儲かっていて嬉しいという気持ちが強調されています。

「猫の手も借りたい」の意味が分かったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文

    先日店をオープンしたばかりですが、雑誌に紹介されてから猫の手も借りたいほど店が繁盛するようになりました。
  • 例文
    メニューを一新させたら、猫の手も借りたいほど忙しくなって、店をたたまずにすみそうです。

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