「糠に釘」の意味とは?意味や使い方を解説!

「糠に釘」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「糠に釘」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

目次 [表示]

糠に釘

フリー写真素材ぱくたそ

「糠に釘」とは

「ぬかにくぎ」と読みます。

小中学校でもよく出て来ることわざですので、知らない人はいないでしょう。
しかし、意外とどのような意味なのかはあまり知られていないかもしれませんね。

今回は「糠に釘」の意味や使い方をご紹介します。

「糠に釘」の意味とは?

Photo by Richard, enjoy my life!

「糠に釘」の意味

「糠に釘」は「手ごたえがないこと」を表す言葉です。

糠とは、ぬか漬けに使うあの「糠(ぬか)」です。

ぬか漬けにする時には水分を含んで柔らかい泥状になっていますので、そこに釘を打とうと思っても何の手ごたえもありません。

このことから「何の手ごたえも感じられない」時に「糠に釘」と表現するようになりました。

主に子供を叱っても反省する様子が無かったり、仕事で営業をかけても相手から何の反応も得られないなど、残念な気持ちを表すときに使います。

「糠に釘」の類語には「暖簾に腕押し」「豆腐にかすがい」などがあります。
いずれも「柔らかいものに強く力をかけても意味がない」「手ごたえがない」という意味の言葉です。

ちなみに「糠(ぬか)」は米を精米した時に出る粉で、ビタミンやミネラルが多く含まれていることからぬか漬けなどに利用されるようになった食材です。
本来は悪いものではないのですが、柔らかい質感のみを象って「糠に釘」というネガティブなことわざになっています。


 

「糠に釘」の使い方・例文

フリー写真素材ぱくたそ

「糠に釘」を使った例文をご紹介いたします。

いずれも「手ごたえがない」状態を表しています。

例文

  • いくら叱っても全く治らないね。糠に釘状態だよ。
  • いくら頑張っても全く手ごたえがない。糠に釘なのでもうやめようと思う。

関連する記事

記事ランキング