「多勢に無勢」の意味とは?意味や使い方を解説!

「多勢に無勢」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「多勢に無勢」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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多勢に無勢

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「多勢に無勢」とは

漫画やドラマなどでよく聞きますね。

逆に日常会話ではほどんと使いませんが、一体どのような意味の言葉なのでしょうか?

今回は「多勢に無勢」の意味や使い方をご紹介します。

「多勢に無勢」の意味とは?

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「多勢に無勢」の意味

「多勢に無勢」は「人数や勢力で圧倒的に不利で、勝ち目がないこと」という意味の言葉です。

例えば見た目でわかるのは「数」ですね。
何万人もの大軍を前に数人では太刀打ちできません。

同じ人数どうしであっても「多勢に無勢」になることもあります。
オリンピック選手と一般人でスポーツ競技をしようと思っても、圧倒的に勝ち目がありません。
こういう場合にも「多勢に無勢」という言葉を使います。

「多勢に無勢」の明確な発祥時期や由来はわかっていません。
ただ、鎌倉時代の軍議の記録に「あちらは大勢、こちらは無勢」といった表現があり、平家物語や曽我物語のような作品にも同様の言葉が登場します。

つまり少なくとも鎌倉時代には存在した言葉です。

「多勢に無勢」はそもそも戦においてよく使われる言葉で、日常生活でこのようなシチュエーションになることは稀です。
そう考えると、戦争の多い時代にできた言葉であることはうなずけますね。

「多勢に無勢」の類語としては「八方塞がり」が挙げられます。
「どうしようもない時」に使う言葉として共通の意味を持っています。

「多勢に無勢」の使い方・例文

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「多勢に無勢」を使った例文をご紹介いたします。

昔は戦で使われる言葉でしたが、今は戦いの場面以外に「これは不利だ」という状況でも使われます。

例文

  • 2万の大軍に対してこちらは500だ。どう考えても多勢に無勢だろう。
  • 相手は東大卒ばかりを集めたベンチャー企業か。これでは多勢に無勢だ。我が社のプレゼンは通らないな。

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