「門松は冥土の旅の一里塚」の意味とは?意味や使い方を解説!

「門松は冥土の旅の一里塚」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「門松は冥土の旅の一里塚」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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門松は冥土の旅の一里塚

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「門松は冥土の旅の一里塚」とは

「門松」とはお正月に飾る縁起の良い物ですが、それが「冥土の旅」につながるというのは何とも不吉な表現ですね。
一体どうしてこのような言葉ができたのでしょうか。

普段あまり使う言葉ではありませんが、実は非常に深い意味を含んた言葉です。
今回は「門松は冥土の旅の一里塚」の意味や使い方をご紹介いたしますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

「門松は冥土の旅の一里塚」の意味とは?

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「門松は冥土の旅の一里塚」の意味

「門松は冥土の旅の一里塚」とは「門松を立てるたびに毎年ひとつずつ死に近づいている。門松は死に近づく標示とも取れるのだ」という意味の言葉です。
類語として「門松」を「正月」に変えた「正月は冥土の旅の一里塚」という言葉もあります。

この言葉を作ったのは「一休さん」で知られる一休宗純禅師です。
正月は一年の中でも最もめでたい日ですが、正月を迎えるということは毎年その度にひとつ年を取るということです。
人は生まれた瞬間から死に近付いていますので、「正月のたびに死に近付いている」のは真理ではありますね。
しかしめでたい時にこうした言葉をわざわざ言う辺り、さすが一休宗純禅師です。

ちなみに「門松は冥土の旅の一里塚」の後には「めでたくもありめでたくもなし」と続きます。
門松はめでたいものだが、死の標示でもあるからめでたくもない、ということですね。

「門松は冥土の旅の一里塚」の使い方・例文

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最後に「門松は冥土の旅の一里塚」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 正月だからといって浮かれている人を、一休宗純禅師は「門松は冥土の旅の一里塚」と言ってたしなめたそうだ。
    確かにその通りだがすごい度胸だと思う。
  • 「門松は冥土の旅の一里塚」というように、正月のたびに少しずつ具合が悪くなっている気がする。

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