「泣きっ面に蜂」の意味とは?意味や使い方を解説!

「泣きっ面に蜂」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「泣きっ面に蜂」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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泣きっ面に蜂

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「泣きっ面に蜂」

ということわざがあります。

なにか良くないことに遭ってしまったとき口にしている言葉ですが、正確な意味や使い方を尋ねられると答えに窮してしまうのではないでしょうか。

この記事では、「泣きっ面に蜂」の意味や使い方などをご紹介させていただきます。

「泣きっ面に蜂」の意味とは?

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「泣きっ面に蜂」の意味

泣いている顔を蜂が刺す、という意味です。
不幸の上に不幸が重なることの例えでも使われます。
苦痛の上に苦痛が、困っていることの上に困っていることが起こっている。


「泣きっ面に蜂」の由来

「泣きっ面に蜂」は、江戸時代辺りから似た表現が登場しました。

ですが、その言い回しはかなり変化があったと言われています。

江戸系いろはかるた

「泣きっ面に蜂」は江戸系いろはかるたに採用されたことでよく知られるようになったことわざです。

いろはかるたにおける言い回しは、時代と共に変化が見られます。以下が各時代によく使われていた表現です。
 
江戸時代:泣く面を蜂が刺す
明治時代前期:泣き面を蜂が刺す
昭和:泣き面に蜂

このように、時代に伴い少しの言い回しが変化していった諺であります。

「泣きっ面に蜂」の類語

弱り目に祟り目
踏んだり蹴ったり
傷口に塩
腐れ目に爛(ただ)れ目
痩せ子に蓮根
転べば糞の上
降れば土砂降り

「弱り目に祟り目」や「踏んだり蹴ったり」、「傷口に塩」などは、「泣きっ面に蜂」と同じように、比較的なじみのあることわざではないでしょうか。それ以外にも多くの表現があるんですね。

「泣きっ面に蜂」の英語表現

英語では「不幸は決して単独では来ない」という言い方をします。色々な言い回しがあるようなので以下にご紹介します。
 
Misfortunes never come singly.
Misfortunes seldom come alone.
One misfortune calls another.
One misfortune rides upon another's back.

「泣きっ面に蜂」が例えを使っているのに対し、misfortune(不幸)という直接的な表現が用いられていますね。例えを使ったものでは、It never rains but it pours.(土砂降りしか降らない)という言い方もあります。

「泣きっ面に蜂」の使い方・例文

__keyword__を使った例文をいくつかご紹介させていただきます。

例文

  • 例文 酔っ払って財布を落としたからさ。立ち寄った場所を見に行ったのよ、そうしたら、その時に流れで口説いた女性に会っちゃってさぁ。その女性の自宅に呼ばれて。両親に合わされそうになったから、逃げてきたよ。
    もう、泣きっ面に蜂だよ。
  • 例文 少し体調悪かったけど、会社に出勤して課長に体調管理も出来ないのかって。帰る途中で目まいがしてフラッとした時に、倒れそうになったから壁に寄りかかったら、女性がいて…痴漢に間違われるところだったよ。本当、泣きっ面に蜂になりそうになったょ。

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