「馬耳東風」の意味とは?意味や使い方を解説!

「馬耳東風」という言葉の意味を解説していきます。覚えておくと便利な四字熟語です。今回は「馬耳東風」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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馬耳東風

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「馬耳東風」とは

読み方は「ばじとうふう」です。
馬の耳に念仏という言葉もありますが、それとは違うのでしょうか?

今回は「馬耳東風」の意味や由来をご紹介いたしますので、よく読んで覚えていってくださいね。

「馬耳東風」の意味とは?

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「馬耳東風」の意味

「馬耳東風」とは「他人の言葉に耳をかすことなく、聞き流すこと」という意味の言葉です。
SNSなどでいわれなき批判に耳をかす必要はありませんが、「馬耳東風」はそういった聞き流しではなく、本人にとって大切な話をされても聞く耳を持たず、反省をしない状態を表します。

「馬耳東風」の「東風」とは東から吹く風を表しますが、これは「春風」を表します。
春の風というと、人間にとっては非常に良いものですよね。
しかしなぜか、馬は春風に一切興味を示さないと言われています。
これが「他人の言葉が役に立つものだったとしても、それを全く聞き入れない」という比喩になり「馬耳東風」と表現すようになりました。

「馬耳東風」と似た言葉に「馬の耳に念仏」がありますが、こちらは「念仏のような有り難いものでも馬にとっては何の意味もない」という意味の言葉です。
由来は異なりますが「ありがたみがわからない」という意味においては、「馬耳東風」と似た意味の言葉だと言えるでしょう。

「馬耳東風」の使い方・例文

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最後に「馬耳東風」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 友人のためを思って色々なアドバイスをしているのだが、馬耳東風状態で全く受け入れてもらえない。
  • 上司の言うことは聞くのに、同僚の私が言うことは馬耳東風だ。

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