「五里霧中」の意味とは?意味や使い方を解説!

「五里霧中」という言葉の意味を解説していきます。覚えておくと便利な四字熟語です。今回は「五里霧中」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

目次 [表示]

五里霧中

Photo by alberth2

「五里霧中」
読み方(ごりむちゅう)

「五里霧中」は四字熟語を代表する言葉です。若い年代にとっては、大人気アイドルグループ・嵐の楽曲タイトルとしても有名ですよね。

しかし、”暗中模索”と意味の違いが分かると問われると、言葉に詰まってしまいませんか? 

有名が故に、何となく覚えてしまっていませんか?

そこで、この記事では「五里霧中」について意味や使い方などをご紹介させていただきます。

「五里霧中」の意味とは?

Photo byLUM3N

「五里霧中」の意味とは

「五里霧中」の意味は以下の通りとなります。

(1)どうしたらいいか分からない。方向を見失った状態。
(2)物事の判断がつかない、どうしたらいいのか分からず困っている。
(3)今後の方針や見通しが立たない、立っていない状態。
(4)漠然として事情がハッキリしない中で、手探りで進んでいる。


上記の意味から「困惑している状態」となります。

今後の方針や見通しが立っていないので、取り敢えず進むべきか、それと留まるべきか誰にも正解が分からない状態です。

よって、行動をしてもしなくても、方針などがハッキリするまでが「五里霧中」の状態になります。

因みに”暗中模索”は、暗闇や手がかりが無い状態でも、滞らないで行動を起こす事です。「五里霧中」が停滞・静観と行動の両方の意味があるのに対し、”暗中模索”は行動する状態となります。

「五里霧中」の由来は、中国の歴史書「後漢書」の「張楷伝」からです。

「張楷伝」によると、儒学者・張楷は自分の姿をくらませ五里四方を霧で覆う秘術「五里霧」を得意とした。それで、”五里霧の中”と呼ばれるようになり、日本に伝わった際には四字熟語の「五里霧中」になったとされています。

次のページ

「五里霧中」の使い方・例文

関連する記事

記事ランキング