「天衣無縫」の意味とは?意味や使い方を解説!

「天衣無縫」という言葉の意味を解説していきます。覚えておくと便利な四字熟語です。今回は「天衣無縫」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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天衣無縫

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「天衣無縫」とは

「てんいむほう」と読みます。
何となく爽快な印象の言葉ですが、意外と正しい意味は知られていないかもしれません。

今回は「天衣無縫」の意味や使い方を詳しくご紹介いたします。
四字熟語の意味は一度覚えておけば必ず役に立ちますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

「天衣無縫」の意味とは?

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「天衣無縫」の意味

「天衣無縫」とは「ありのままで美しい」「わざとらしさのない様子」という意味の言葉です。
自然の状態を意味することもありますが、特に自然ではなくてもナチュラルな印象があれば「天衣無縫」という表現ができます。

風景や様子に対してはもちろんのこと、「飾り気のない人」という意味で「天衣無縫な人」と表現することもできます。
ただし、ありのままの状態を表すとは言え、自然物であっても美しくない状態には「天衣無縫」は使われません。
例えば荒れ地や溶岩で破壊されたような場所は「天衣無縫」ではありません。

「天衣無縫」の由来は「天人が着る衣服に縫い目がない」ことが元になっているとされています。
つまり何も手を加えられていない状態を表し、ことさらに加工をほどこしたようなわざとらしさがない様子です。

「天衣無縫」の類語としては、「天真爛漫(てんしんらんまん)」「純粋無垢(じゅんすいむく)」が挙げられます。
天真爛漫は「あっけらかんとした様子」、純粋無垢は「まったく穢れがない」という意味で、「天衣無縫」とは若干異なる部分もありますが「自然」の状態を意味する言葉としては似ています。

「天衣無縫」の使い方・例文

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「天衣無縫」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 彼は天衣無縫な性格が非常に好ましい。
  • ここは手つかずの自然が美しく、まさに天衣無縫状態だ。

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