「因果応報」の意味とは?意味や使い方を解説!

「因果応報」という言葉の意味を解説していきます。覚えておくと便利な四字熟語です。今回は「因果応報」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

目次 [表示]

因果応報

フリー写真素材ぱくたそ

「因果応報」
読み方(いんがおうほう)

という四字熟語は「悪いことをすると、いずれ悪い出来事が起こる」という意味でよく使われますが。

もうひとつの意味があることをご存じですか。

この記事では「因果応報」の意味と使い方をご紹介させていただきます。

「因果応報」の意味とは?

Photo byCarola68

「因果応報」の意味とは
読み方「いんがおうほう」

辞書や辞典で調べると「過去や前世の行いに応じて現在の状況が生ずること」と書かれています。

現代で使われる四字熟語の「因果応報」は、「過去の行い」の良し悪しが、今の自分に相応で返ってくる、という意味で使われることがほとんどです。あまり前世での行いについては考慮されない傾向があります。

過去の自分が良い行いをしていれば、今度は自分に良いことが起こり、過去の自分が後ろめたいような、悪いことをしていれば、今度は相応の悪い事が自分に起こる、ということです。

「因果応報」の本当の由来は仏教

「因果応報」という言葉は日本で昔から使われている四字熟語です。

「因果」とは「因縁と果報」を示しています。

「因縁」とは「物事が生じた原因」、のことで「果報」とは「報い(むくい)」「結果」という意味です。「応報」は「影響」という意味なので、つまりは「物事が生じた原因の報いが自分に影響する」と読み解くことができます。

この「因果応報」は、元々仏教の教えで「前世での行いは自分の業(ごう)となって自分に返ってくる」という意味で使われていました。現代でも仏教では同じ意味で「因果応報」を使うことが多いようです。

一般的な会話で使う「因果応報」より「さらに昔(前世)での自分の行い」というニュアンスで使われることが多いでしょう。

「因果応報」は本当にある・ないと意見が分かれる

「因果応報」という言葉の解釈は、人によって違うことがあります。

「因果応報はある」と考える人は、自分に起ったできごとを、過去の自分に照らし合わせて「やっぱり因果応報はある」と考えます。

一方、「因果応報はない」と考える人は、自分に起きるできごとを「偶然」「たまたま」と受け止める傾向があります。

「因果応報」が本当にあるのかどうか、という点については人それぞれの受け取り方があるようです。

「因果応報」の使い方・例文

__keyword__を使った例文をいくつかご紹介させていただきます。

例文

  • 例文 口が上手いから、女性を騙していたからなぁ。因果応報、自業自得だな。
  • 例文 アイツは良かれ悪かれハッキリしてたよな。だから、ハッキリした仲間達が集まってるよ。
    これも因果応報なのかねぇ。

関連する記事

記事ランキング