最終更新日: 2020年5月3日

「大器晩成」の意味とは？意味や使い方を解説！

「大器晩成」という言葉の意味を解説していきます。覚えておくと便利な四字熟語です。今回は「大器晩成」の意味や使い方、例文について解説していきます。

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大器晩成

「大器晩成」とは

「たいきばんせい」と読みます。
ほとんどの方が知っている言葉ですよね。

しかしその真意となると、詳しく説明できる人は少ないかもしれません。
特に由来をご存知の方はほとんどいないのではないでしょうか。

今回は「大器晩成」の意味や由来、使い方などを詳しくご紹介いたします。

「大器晩成」の意味とは？

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「大器晩成」の意味

「大器晩成」は、「大きな才能を持つ人は年齢を重ねてから開花するものだ」という意味の言葉です。
古代中国の有名な哲学者である「老子」が提唱した説だとされています。

「大器」とは「鐘」もしくは「鼎（かなえ）」を表します。
「鼎（かなえ）」とは大きな鍋のようなものです。

こうした大きなものは作るのに非常に時間がかかりますよね。
これを老子は「大方無隅大器晩成大音希声大象無形（たいほうむぐう　たいきばんせい　だいおんきせい　たいしょうむけい」と表しました。
これは「大きな四角形には角が見えない。大きな器はすぐにできあがらない。大きな音は逆に聞こえない。大きな形は全体を把握できない。」という意味の一文です。
何だか的を射ている気がしますね。

才能を開花させるためには必ず年齢を重ねなくてはならないわけではありませんが、大きな目標に到達するには、ある程度の年月がかかるのは事実です。
うまくいかないからとすぐに諦めず、生涯をかけるつもりで物事に向き合っていきたいものです。

ちなみに「大器晩成」の対義語としては「早熟」が挙げられます。
早くに目標を成し遂げてしまう人を「早熟」と表します。