「滅私奉公」の意味とは?意味や使い方を解説!

「滅私奉公」という言葉の意味を解説していきます。覚えておくと便利な四字熟語です。今回は「滅私奉公」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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滅私奉公

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「滅私奉公」とは

読み方は「めっしほうこう」です。

会社員の方はあまり良いイメージがないかもしれませんが、「滅私奉公」とはどのような経緯でできた言葉なのでしょうか。
今回は「滅私奉公」の意味や使い方、由来も含めてご紹介いたします。

 

「滅私奉公」の意味とは?

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「滅私奉公」の意味

「滅私奉公」とは「公のために身を捨てて尽くすこと」を表す言葉です。

まさに漢字の意味するところそのままで、「私心を捨てて、奉公する」というのが「滅私奉公」の意味するところです。
「滅」の部分に非常に大きな意味を感じますが、 「滅私奉公」とは元々、戦国時代の心得として作られた言葉です。

戦が絶えなかった時代は、身分の低い立場の者がどれだけ上に尽くすことができるかで勝敗が決まることが多くありました。
上の指示に正確に従うことが美徳とされており、まさに「自分の意思とは関係なく、公のために尽くすこと」が大切だったのです。

現代においてもある程度は私心を抑えて公のために尽くすことが求められますが、今はブラック企業が問題になることも増えてきており、「滅私奉公」の考え方は徐々に薄れてきています。

なお「滅私奉公」と似た言葉に「丁稚奉公(でっちほうこう)」がありますが、こちらは「年若い者が修行のために弟子入りする」という意味で、「滅私奉公」とは意味が全く異なります。

「滅私奉公」の使い方・例文

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最後に「滅私奉公」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 滅私奉公を心がけて社長に尽くしてきたが、あっさりと捨てられてしまった。
  • 今はもう滅私奉公なんて古いと思う。
    21世紀は自分の思うままに生きる時代だ。

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