「艱難辛苦」の意味とは?意味や使い方を解説!

「艱難辛苦」という言葉の意味を解説していきます。覚えておくと便利な四字熟語です。今回は「艱難辛苦」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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艱難辛苦

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「艱難辛苦」とは

読み方は「かんなんしんく」です。
漢字の状態で見てもそうですが、音で聞いてもあまり馴染みがある言葉ではありませんね。
しかし真面目な映画などで時々耳にすることはあるのではないでしょうか?

今回は「艱難辛苦」の意味や使い方などを詳しくご紹介いたします。

「艱難辛苦」の意味とは?

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「艱難辛苦」の意味

「艱難辛苦」とは「非常に大きな困難に直面し、深く悩むこと」を意味する四字熟語です。

「艱難(かんなん)」の「艱」は、かたい、けわしい、なやむ、といった意味を持つ文字です。
つまり「艱難」と難しいと悩むことを意味し、「辛苦」も「辛く苦しい」という意味ですので、似たような言葉が二つ重なってできた四字熟語が「艱難辛苦」です。
ただ単に「辛く苦しい」というよりも、「もう解決できないのかと思うほどの困難にぶち当たり、悩む状態がずっと続いた状態」のように、非常に大きな苦難を表す言葉です。

「艱難辛苦」の類語としては、「四苦八苦」「血を吐くような」といったような言葉が挙げられます。
四苦八苦とは文字通り苦しみが幾重にも重なって辛いこと、血を吐くようなとは、「血を吐くような努力」のように、何かを成し遂げるまでの険しい過程を表します。

「艱難辛苦」を使った言葉としては「艱難辛苦汝を玉にす」というものがあります。
これは、辛く苦しいことを経験したほうが優れた人格者になるという意味の言葉です。
実際にその通りで、苦労が多い人ほど周りに優しくなれたり、賢くなるものです。
艱難辛苦に当たった時には、逃げずに立ち向かってみると良いでしょう。

「艱難辛苦」の使い方・例文

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「艱難辛苦」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 「艱難辛苦汝を玉にす」という言葉が、亡くなった母の口癖だった。
  • 艱難辛苦にぶち当たった時こそ人間性が磨かれる!と思って、今頑張っている。

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