「傍若無人」の意味とは?意味や使い方を解説!

「傍若無人」という言葉の意味を解説していきます。覚えておくと便利な四字熟語です。今回は「傍若無人」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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傍若無人

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皆さんは「傍若無人」という言葉をご存じですか?

聞いたことはあるけど、実際意味となるとすぐに答えられる方は少ないのではないでしょうか。

今回はそんな「傍若無人」について紹介していきます。

「傍若無人」の意味とは?

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傍若無人は、「人がいるにも関わらず、あたかも誰もいないかのように自分勝手な振る舞いをする事」を意味します。

読み方は「ぼうじゃくぶじん」です。

「ぼうじゃくむじん」などと間違えて読まないように気をつけましょう。

自由気ままを意味をする「自由奔放」や、こだわらない事を意味する「天真爛漫」などとは違い、ポジティブな意味ではなく、ネガティブな意味でしか使われません。

主に誰かを非難する時に使われる事が多いですね。

そんな傍若無人の類語として、「野放図」という言葉があります。読み方は「のほうず」。

これの意味は「人を人と思わない図々しい態度」「しまりがなく何をするかわからないこと」などが挙げられますが、基本的には傍若無人と同じ意味を持っています。

そんな傍若無人の語源は、中国前漢の武帝の時代の史記『刺客列伝』です。

漢文訓読では、「傍に人無きが若し」と表されています。

この史記の内容を少し紹介すると、始皇帝を暗殺するための刺客である、荊軻(けいか)という人物の話です。

彼は真面目なのですが、酒が入ると人が変わったように騒ぎ踊ってしまう様子から「まるで人がいないような振る舞いだ」と表されました。これが「傍に人無きが若し」の訳です。

この荊軻の様子が由来となり、「傍若無人」という言葉が生まれました。

「傍若無人」の使い方・例文

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最後に例文です。

例文

  • 例文・傍若無人な客の迷惑行為が報道された。
  • 例文・傍若無人な行動をする彼女は周囲から嫌われている。

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